第53回(2021年度)社労士試験の合格発表!合格率/合格基準点をまとめてみました
2021年08月22日(日)に実施された第53回社会保険労務士試験の結果が厚生労働省のホームページ、および社会保険労務士試験のオフィシャルサイトで公表されました。
試験結果と合格基準点を以下にまとめましたので、一緒に見ていきましょう!
第53回社会保険労務士試験の試験結果
項目 | 項目(内訳) | 第53回(2021年) | 第52回(2020年) | 対前年比 |
---|---|---|---|---|
受験申込者数 | 50,433人 | 49,250人 | +2.4% | |
通常受験者 | 49,374人 | 48,168人 | +2.5% | |
科目免除者 | 535人 | 530人 | +0.9% | |
公務員特例免除者 | 524人 | 552人 | -5.1% | |
受験者数 | 37,306人 | 34,845人 | +7.1% | |
通常受験者 | 36,465人 | 34,011人 | +7.2% | |
科目免除者 | 422人 | 403人 | +4.7% | |
公務員特例免除者 | 419人 | 431人 | -2.8% | |
受験率 | 74.0% | 70.8% | +3.2% | |
通常受験者 | 73.9% | 70.6% | +3.2% | |
科目免除者 | 78.9% | 76.0% | +2.8% | |
公務員特例免除者 | 80.0% | 78.1% | +1.9% | |
合格者数 | 2,937人 | 2,237人 | +31.3% | |
通常受験者 | 2,831人 | 2,165人 | +30.8% | |
科目免除者 | 33人 | 17人 | +94.1% | |
公務員特例免除者 | 73人 | 55人 | +32.7% | |
合格率 | 7.9% | 6.4% | +1.5% | |
通常受験者 | 7.8% | 6.4% | +1.4% | |
科目免除者 | 7.8% | 4.2% | +3.6% | |
公務員特例免除者 | 17.4% | 12.8% | +4.7% |
合格基準点及び配点
【第53回(2021年)】
1 合格基準
本年度の合格基準は、次2つ条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択式試験は、総得点24点以上かつ各科目3点以上
(ただし、「労務管理その他の労働に関する一般常識」は1点以上「国民年金法」は2点以上)
(2) 択一式試験は、総得点45点以上かつ各科目4点以上
※ 上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから昨年度試験の合格基準を補正したものである。
2 配点
(1) 選択式試験は、各問1点とし1科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一式試験は、各問1点とし1科目10点満点、合計70点満点とする。
参考:厚生労働省 第53回(令和3年度)社会保険労務士試験の合格基準について
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000848895.pdf
【第52回(2020年)】
1 合格基準
本年度の合格基準は、次2つ条件を満たした者を合格とする。
(1) 選択式試験は、総得点25点以上かつ各科目3点以上
(ただし、「労務管理その他の労働に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」「健康保険法」は2点以上)
(2) 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上
※ 上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから昨年度試験の合格基準を補正したものである。
2 配点
(1) 選択式試験は、各問1点とし1科目5点満点、合計40点満点とする。
(2) 択一式試験は、各問1点とし1科目10点満点、合計70点満点とする。
参考:厚生労働省 第52回(令和2年度)社会保険労務士試験の合格基準について
https://www.mhlw.go.jp/content/11202000/000691593.pdf
試験結果の考察
本年度の社労士試験については、試験当日近辺についてはコロナ感染者数がかなりピークを迎えていた時期(第5波?)にも関わらず、試験会場数の拡大や各試験会場でのコロナ感染対策などがしっかりされていた点も好印象となり、申込者数、受験者数、受験率ともに昨年度よりも上昇している結果になってます。
合格率に関しても前年よりも1.5ポイント増加の7.9%と過去10年の中で見ても2番目に高い合格率となってました。合格基準を見る限り、選択式試験の全体ボーダー点数、科目別の足切りの緩和などが合格率の押し上げに一役を買ってるような印象ですね。
そういう意味では本年度の試験に関しては社労士試験の中ではそこそこのボーナス年になったんじゃないか?と考えられます。
ただし、過去の例を挙げますと2014年 9.3% → 2015年 2.6% といった形で次年度に突き落とすような難易度になったこともあり、2022年度に受験される方はその辺を頭に入れつつ準備をしていったほうがよいかと思います^^
とにかく、試験に合格された方もそうじゃなかった方も、今は一年間の努力をねぎらいつつ次のステップに向けて計画を立てていきましょう!